
トレーナーとして稼ぎたい!

トレーナーになるために必要な能力を知りたいです。
このような声にお答えします。
この記事を書いているYujiは、医療資格を持つトレーナーです。アスリートのストレッチやトレーニングを担当し、10000件を超える症例経験を持ちます。
本記事では、スポーツトレーナーで稼ぐために身に付けたい6つの能力をご紹介します。
本記事を読むと、トレーナという夢を持っている方が、どんな能力を身に付けておくべきか知ることが出来ます。

もし分からない点があれば、『お問合せフォーム』で質問を受け付けています。
目次
スポーツトレーナーとは
スポーツトレーナーとは、現場で選手の健康管理やリハビリ等に従事する者を指します。チームや選手の裏方としてサポートする姿は多くの学生が憧れる職業です。しかし、学生のほとんどが夢を叶えられていないのが現状です。それは、プロスポーツチームの少なさにあります。例えばプロ野球チームは12球団しかありません。各チームに5名トレーナーがいるとしても、60名です。そのため、トレーナーとして稼ぎ、活動出来ている方はほとんどいないんです。なので夢を叶えるためには、切磋琢磨する仲間や誰にも負けない知識と技術、人間性が大切なんです。
スポーツトレーナーになる方法
スポーツトレーナーは、ほとんどが医療資格を取得しています。トレーナーに必要な資格は下記の記事をご覧ください。ケガが多いコンタクトスポーツ(ラグビーやアメリカンフットボール、サッカー等)は柔道整復師、身体のコンディショニングが求められるスポーツ(プロ野球等)は鍼灸師がオススメなんです。こうした医療資格に加えて日本代表でサポートしたいならアスレティックトレーナーは必ず取得しておきたいですね。

身に付けたい6つの能力
トレーナーとして活躍するために、今から身に付けなければいけない能力は下記の通りです。
- ケガの知識、対処法
- ケガ予防
- テーピング
- ストレッチ
- リハビリテーション
- トレーニング
1.ケガの知識・対処法
チームで課題になるのはケガ人です。特に主力選手の離脱は、チーム成績に大きく影響します。しかし、ケガをするシチュエーションは必ず訪れます。そのため、ケガした時の対処法というのは、復帰時期にも影響が出るので、迅速かつ丁寧な対応が求められます。

2.ケガ予防
ケガが発生した時の対応よりも、ケガを起こさない取り組みが多く研究され、臨床現場でも活用されています。例えば、足関節捻挫や前十字靱帯損傷の発生原因は明らかになっているので、いかに発生しないための予防トレーニングをするかが重要な鍵となんです。
3.テーピング
テーピングは、トレーナーとして絶対に身に付けたい技術です。ホワイトテープやキネシオテープなど種類も豊富で、目的に合わせて選択します。例えば、関節の固定や、筋肉をサポートすることを目的として使用することが多いです。学生の場合は、足関節のホワイトテープを3分間で巻き切りたいですね。しかし、現場でテーピングするなら2分以内で巻き切りたいですね。
4.ストレッチ
ストレッチは、コンディショニングの基本で、身体の動きが楽になったり、疲労した身体を回復する効果があります。これらは、2人で行うパートナーストレッチの他、1人で行うセルフストレッチがあります。チーム所属トレーナーの場合、複数の選手を対応することが困難なので、セルフストレッチが多用され、個人トレーナーの場合は、パートナーストレッチを施す機会が多いです。

5.リハビリテーション
リハビリテーションは、ケガから復帰するために大切な技術です。ケガ前よりパワーアップして復帰するのが理想ではありますが、リハビリテーションを誤るとパフォーマンスダウンして復帰させて再受傷というケースが少なくありません。円滑に復帰させるためには、医師との共通言語が必要ですし、リハビリメニューを切り替えるタイミングも大切です。
6.トレーニング
チームでケガ人は数名であることが多いです。部活に入っていた方は思い出してみてください。1チームにどれくらいケガ人がいましたか?恐らく、ほとんどいなかったのではないでしょうか?なので、トレーナーはチームからフィジカルアップを求められる事があります。そこで重要なのがトレーニングです。どんなトレーニングメニューを組めば、チームを勝利に導けるか常に考える必要があります。

6つの能力を身に付ける方法
医療資格の専門学校に通っている場合、上記の能力をすべてカバーすることが出来ません。そのため、スポーツ現場に行くことが不可欠です。特にリハビリテーションメニューは、スポーツ外傷の教科書を見ると沢山掲載していますが、上手くいかないことがほとんどです。ぜひ現場で悩みながら進めて欲しいなと感じています。
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