
ストレッチしとけば健康的だよね?

長くゆっくり伸ばせばいいんだよね?
このように考えている方の疑問にお答えします。
この記事を書いているYujiは、医療資格を持つトレーナーです。アスリートのストレッチやトレーニングを担当し、10000件を超える症例経験を持ちます。
本記事では、ストレッチやトレーニングを始める方に簡単に解説します。
『柔軟性』や『ハムストリングス』といった専門用語が分からなくても大丈夫です。
本記事の知識を持つことで、これから始めるストレッチの効果が倍増します。
正しい知識で、身体がみるみるやわらかくなるストレッチを手に入れましょう!

もし分からない点があれば、『お問合せフォーム』か『Twitter(@cc_yuji)』のDMで質問を受け付けています。
ストレッチとは
ストレッチは、身体の筋肉を『伸ばす』ことを言います。
筋肉を最適な状態に整えることで関節可動域を広げることができる、誰もが一度は経験したことのあるストレッチです。
※関節可動域は、身体の動く範囲のことを指します。
ストレッチの3つの効果

ストレッチには3つのメリットがありますので紹介します。
可動域の大幅な拡大

ストレッチは、小学校の体育で準備運動として、行った経験があるのではないでしょうか?
ストレッチをするこで、可動域が拡大することは、なんとなく知っていると思います。
一度のストレッチでどれくらい広がるかご存知ですか?
可動域に関する研究があるのでご紹介します。
✔対象
健康な男性18名✔方法
足のモモ裏にストレッチを加えて、どれくらい伸びたか調べた研究です。✔結果
可動域 ストレッチ前 66.2 ストレッチ後(5分後) 74.3 前ー後=変化量 +8.1 (引用:筋の柔軟性の違いとスタティック・ストレッチング前後の関節可動域、筋力変化の関連性)
ストレッチは、1960年頃にアメリカで発表された歴史あるテクニックです。このテクニックはスポーツ業界でも幅広く使われています。野球や体操では、柔軟性が高いと投げられる球の質や、体操の評価に影響するので重要です。ぜひ日常生活に取り入れて、柔らかい身体を手に入れましょう!
ケガの予防

スポーツ前の準備体操でストレッチをやった事はありませんか?

コーチの指示でいつもストレッチしてました。
指示されてストレッチしていた方は知識を持つことが重要です!
なぜストレッチがケガ予防に効果的か、分かりやすく解説します。
こんな研究をご紹介します。
要約:どうやら、ストレッチエクササイズの科学に基づく処方箋は存在せず、ストレッチと運動による負傷の関係について決定的な陳述を行うことはできません。 ストレッチの推奨事項は、誤解と矛盾する研究レポートによって曇っています。
(引用:Witvrouw, Erik, et al. “Stretching and injury prevention.” Sports medicine 34.7 (2004): 443-449.)
疲労回復

疲労が抜けないと悩んだことはありませんか?

次の日が来ても全然疲労が抜けませんでした。。
このような経験がある方にはぜひ見て欲しいです。
日常生活で溜まった疲労物質は、ストレッチを含めた軽い運動で流され、疲労が回復するとされています。
こんな研究をご紹介します。
✔対象
健康な男性4名✔方法
全力で自転車をこいで、疲労を乳酸値で測定しています。
※乳酸:運動して疲れてくると乳酸がたまってきたって聞いたことありませんか?
まさに、それを測定しています。
✔結果
その結果、運動後何もしない人に比べてストレッチした人が圧倒的に低い値を示しました。
(引用:ストレッチングの筋疲労回復に関する研究)
ストレッチは疲労回復にも効果があると分かっています。スポーツ現場でも、トレーナーが、日頃から出来るストレッチを選手に指導しているのは、このためです。スポーツ活動では、連戦になることも多く、少しでも疲労が回復する方法が必要とされています。ぜひ、疲労が抜けない方はストレッチを日常生活に取り入れてみてください。
まとめ
身体がみるみる柔らかくなるストレッチは下記のことが証明されています。
1.身体の関節がグーンと柔らかくなります
2.ケガを予防するために、やった方がいい
3.疲労を回復して朝の寝起きを改善できます!
ストレッチは、日常生活で簡単に即実践できます。3つの素晴らしい効果を有効活用して、最高の身体を手に入れよう!
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