
アスレティックトレーナーになるとプロをサポートできるんでしょ?

アスレティックトレーナーのデメリットを知りたいです。
このような声にお答えします。
この記事を書いているYujiは、医療資格を持つトレーナーです。アスリートのストレッチやトレーニングを担当し、10000件を超える症例経験を持ちます。
本記事では、プロスポーツ選手をサポートするアスレティックトレーナーをご紹介します。
本記事を読むと、アスレティックトレーナーのデメリットが分かります。

もし分からない点があれば、『お問合せフォーム』で質問を受け付けています。
トレーナーとは
トレーナーとは、スポーツ選手の健康管理やケガ予防、リハビリテーションを行う者を指します。しかし、昨今は働き方が多様化しており、仕事がカテゴリー分けされて、専門的にサポートしている方も増えています。例えば下記が挙げられます。
- アスレティックトレーナー
- スポーツ栄養士
- フィジカルトレーナー
- メディカルトレーナー
- メンタルトレーナー
- パーソナルトレーナー

こんなにいるんですか!?
そうなんです!オリンピック選手やプロアスリートは、チームを組んでサポートを受けているケースが少なくありません。この中でも、スポーツ選手をサポートするために必要とされるのがアスレティックトレーナーです。
アスレティックトレーナーとは
アスレティックトレーナーは、通称ATと呼ばれます。ATは、チームに帯同して、健康管理からケガ予防、リハビリテーションを幅広く実施する者を指します。なので、スポーツに関わりたいと夢見る学生のほとんどは、アスレティックトレーナーの取得を目指します。
例えば、アスレティックトレーナー・日本代表と検索すると924,000件表示されます。そして上位表示されているほとんどが、サッカー日本代表の関連です。JFAのコンディショニングコーチもアスレティックトレーナーを保有しているんです。

なんでサッカー関連の表示が多いんですか?
良い質問です!サッカーの日本代表トレーナーになるためには、アスレティックトレーナーを保有していることが条件であると言われています。そのため、検索表示が多いんです。つまり、サッカーの日本代表やプロチームでトレーナーがしたいなら、アスレティックトレーナーは取得した方が良いです!
しかし、アスレティックトレーナーと言っても良いことばかりではありません。デメリットも理解しておきましょう。
アスレティックトレーナーのデメリット3選
アスレティックトレーナーのデメリットをご紹介します。まず結論から言うと、下記の通りです。
- 門が狭い
- 単年契約が多い
- 全国移動
1.門が狭い
アスレティックトレーナーは、前述した通り、日本代表レベルで活躍するトレーナーのほとんどが保有する資格です。しかし、どれほどの人数がトップチームで活躍するトレーナーになれるかご存知ですか?
例えば、好きなサッカーチームのスタッフ一覧を検索してみてください。アスレティックトレーナーは1名~2名ほどではないでしょうか?大勢のトップチームトレーナーを目指す方がいる中で、1~2名というのはかなり狭い門だと言えます。
2.単年契約
アスレティックトレーナーは、基本的に単年契約です。ぜひ、1年毎にチームスタッフを確認してみてください。トレーナーを変えるチームも多いと思います。そのため、生活面が凄く不安定なのも特徴なんです。なので、医療資格(柔道整復師・鍼灸師・理学療法士等)を同時に取得して、生活面を安定させるケースが多いです。
3.全国移動
チームに帯同するという事は、全国各地で試合するため遠征を伴います。代表になると、世界に足を運ぶことも少なくありません。そのため、1ケ所の拠点に通うわけではなく、1年通して、あらゆる場所に移動します。
上記のデメリットを理解したうえで、目指したい方は絶対にアスレティックトレーナーを取得した方が良いです。
アスレティックトレーナーになるために
アスレティックトレーナーは、学校等で授業を受けて、試験に合格することで取得することが出来ます。試験は、1次の筆記試験と2次の実技試験に分かれていて、どちらも合格することが条件です。取得できる学校は下記の通りです。
- 専門学校
- 大学
- 大学院
- JSPO加盟団体
1.専門学校
アスレティックトレーナーを取得できる専門学校は限られています。検索をかけると、8件ほど表示されます。これは地域でも異なるので、ぜひ検索して欲しいです。専門学校の強みは、待遇だと思います。合格率を売りにすることが多い専門学校は、学生を合格させるために、1対1で指導してくれるメリットがあります。しかし、アスレティックトレーナーを受講できる学生数は、1校あたりの枠が決まっているため、早めに動いた方が良いでしょう。
2.大学
アスレティックトレーナーは大学でも取得できます。大学は、担任制度や個人のサポート制度が専門学校に比べて少ないです。というのも、1名の教員に対して、90~100名の学生を指導することもあるからです。専門学校とは異なり、学習面の自由度が高いので、自己管理能力があり、目標設定が出来ている方は、大学を選んだ方が良いです。
3.大学院
大学院でアスレティックトレーナーを取得できる学校もあります。大学を卒業し、トレーナーのスキルを高めるために研究の道を選ぶ方はオススメです。大学院生は、個々の積極的な行動が求められるので、サポートなどは一切ないと思っていた方が良いです。
4.JSPO加盟団体
JSPO加盟団体の推薦を貰うと、カリキュラムを受講することができます。JSPO加盟団体の推薦を貰うには、各団体の選手を医科学強化スタッフとしてサポートし、アピールすることが重要です。そのため、まずは協会に関わって、チームトレーナーとして積極的に動きましょう。
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